結婚したての頃、母から言われたことは「包丁で料理の味が決まる」と言うことなんです。切れ味が良ければってことなのでしょうね。新米主婦でまだまだ料理下手。切れ味云々の前に、味付けからしてまだまだ未熟者。切れ味が変わったところで、料理がうまくなるわけでもなし。そんなの信じないし関係ない、と思っていたのですが。嫁いでから数週間後、母から万能包丁が送られて来ました。それまでは夫が独身時代から持っていたものを使っていたのですが、古いうえに切れ味も悪い。切るだけでイライラ。しかし母が送ってくれたものは新しく、店の人に聞いて選んだだけあって物もいいみたいでした。楽々切れるのが楽しくて、料理の味付けも頑張らなくては、と思うようになりました。その時、母が言っていたのはこのことなのかな、と思いました。切れ味が悪いと切るだけ刻むだけでうんざりしてしまい、後はもういいやって気分になりますが、簡単に切れる刻めるだと、次のステップにも行きやすい。単純ですが、よい包丁が手に入ってから、料理が楽で味付けも頑張ろうって気分になりました。